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ルビーノズルでガラス繊維30%フィラメントを500時間造形してみた

今同じルビーノズルをずっと使い続けています。もともとガラス繊維30%PLAフィラメントを自分で作っていたものの、造形が長時間できずなかなかフィラメントを使いこなすには至っていませんでした。ところがルビーノズルに変えてからは一変。摩耗性が高くても楽々造形ができるようになり、ガラス繊維30%PLAが普段使いのフィラメントとして扱えるようになってきました。

 

 

当初ステンレスノズルを使っていましたが、結構摩耗します。毎回ベッドの定着が悪くなるので困りもの。摩耗しても造形のたびにZ位置をオフセットすれば使えますが、造形中の摩耗はオフセットのしようがないので長時間は造形できません。これはちょっと無理そうだということでルビーノズルを買うことにしました。

 

https://ja.aliexpress.com/item/32996650485.html
買ったのはこちらのノズル。今少し値段が下がっています。買った時は$32.56でした。詰まった時に復旧できないとダメージが大きいので、復旧用の針も同時に買いました。

 

 

これが未使用状態のルビーノズル。サイトの写真のルビー先端はとても鮮やかな赤ですが、光が当たっていないと少し黒い色に見えます。ノズルの外観としては結構きれい。内面に光を通すと先端のチップの部分がよくわかります。はじめての取付け調整の時は結構気を使いました。ルビーは硬くて摩耗に強いですが、衝撃には弱いため、Z位置調整の時にベッドに押し当てたり、取付けの際に落としたりするとルビーのチップ部分が割れて使えなくなってしまいます。ベッドに当てないよう慎重に位置調整しました。

 

簡単にルビーノズルの構造を紹介

ルビーノズルは真鍮の先端にルビーのチップが埋め込まれた形になっています。真鍮の熱伝導性を活かしながら摩耗にも強いという特徴を持ったノズルです。最近は真鍮以外にもチタン合金ルビー、メッキ銅ルビーなんていうのもあります。サファイアを乗せているノズルもあります。

 

 

 

造形の様子

造形はとても楽です。ガラス繊維品を使うと特にファーストレイヤーでの摩耗が大きく、いつもシャリシャリ音を立てて造形していますが、それでも摩耗の兆候がありません。Z方向のオフセットもなしで繰り返し造形ができるようになりました。ガラス繊維30%PLAでトータル500時間造形を行いましたが、まったく不具合はありません。

 

 

2020/10/4のツイートがガラス繊維30%PLA 500時間時点での造形

 

使い続けてどうなったか?

 

 

ガラス繊維30%で直近の500時間のものはまだ測定していませんが、200時間で長さを測定していました。新品未使用が12.6mm、200時間使用品も12.6mmです。摩耗はゼロ!目視でも大きな損傷はありません。ノズル先端に付着しているのは拭き上げで取り切れなかった樹脂です。フィラメント試作でいろんな樹脂を試したりする都合上、何回か詰まったことがありましたが、針でつついて復旧しました。復旧前後でもとくに不具合はありません。アセトンにつけても問題なし。ノズルの状態によってZ位置や吐出量の補正をやる必要がないのでスライサのセッティングを変える必要がありません。ルビーノズルにしてからは何もノズルの心配をすることがないのでとても楽になりました。確かに値段はそれなりにしますが、トラブルを未然防止できて手間がかかりません。摩耗性のある材料を扱う方にはおススメしたいパーツです。

 

投稿者 Nature3D
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